金融教育経営とは

金融教育経営の定義

金融教育経営とは、次のような経営方針です。

・金融教育経営とは、経済的安心感を高める経営方針
・従業員の経済的支援を通じて生涯所得を高める経営方針
・目的は従業員のFinancial Wellness (経済的豊かさ)の実現

英語の表記はFinancial Wellness Management(ファイナンシャル・ウェルネス・マネジメント)です。金融教育経営を直訳するとFinancial Education Managementになりますが、Financial Wellness Managementになります。

物価高の時代に、経済的安心感を高め、従業員が安心して長く働ける会社を目指す経営方針です。この定義の中で、3つの重要なキーワードが出てきますので、それについて順番に解説します。

金融教育経営の3つのキーワード

金融教育経営の3つのキーワードは以下の通りです。

1つ目は「経済的安心感」です。
経済的安心感とは、経済的なストレスや不安を感じずに、経済的に安心感を持てる状態です。物価高時代に、急速に働く世代の経済的安心感が失われています。

経済的なストレスや経済的不安を抱えている状態では、業務の集中力を阻害し、転職活動の誘発につながります。従業員が安心して長く働ける基盤になるのが「経済的安心感」です。

2つ目は「生涯所得」です。
生涯所得とは、一生涯を通じて使用可能な総額のお金を意味します(英語:Lifetime Wealth)。
生涯所得の向上には、持続的な賃上げに加えて、会社からの非課税所得(企業型DCの拠出など)、そしてそれらを運用に回すことで得られる資本所得を含む考えです。
さらに、定年年齢の延長や再雇用などにより働く期間を伸ばすことで高めることもできます。

3つ目は「Financial Wellness (経済的豊かさ)」です。
ファイナンシャル・ウェルネスとは、物心ともに豊かな状態を指します。お金があるだけの「リッチ(ファイナンシャル・サクセス)」とは異なり、安心感・安定感・快適さ・満足度・幸福感を含み、現在と将来の両方を満たす状態です。
Financial Wellnessは米国においてよく用いられる言葉です。

日本ではファイナンシャル・ウェルビーイングという言葉もよく目にしますが、金融教育経営ではファイナンシャル・ウェルネスを利用します。

次回以降、これらのキーワードについて、順番に解説します。